頓挫していたモリンガ茶がプロジェクトに再浮上?

2019年3月29日

今日はサマサマセナン・プロジェクトの本拠地・北ロンボク県プメナン郡で個人事業主~中小事業団体が所属する組合の会合がありました。

サマサマセナン・プロジェクトからはベーカリー事業がこの組合のメンバーです。

この会合は、本来は県単位で行われるもの。

ですが、北ロンボク県は2018年7月から8月にかけての地震で組合メンバーの住居やいつも会合に使用していた会場が崩壊、未だ不安定な状況にあるために、郡ごとに少人数で開催されることになりました。

地震以来はじめての会合ですが、男性4名女性7名が参加。

みなさん商品販売を生業にしておられ、地元の逸品を作ろうと精を出していらっしゃる方ばかりです。

会場はパン屋のヘルミさん宅。

ヘルミさんの作ったカップケーキ、マーブルバターケーキ、ピザや別の方が作っているキャッサバ芋のピリ辛チップスなどをいただきながらの会合です。

※日本のパン屋とは違い、ロンボク島のパン屋ではカップケーキなどの小さなお菓子がたくさん売られています。パンは主食としては生活に浸透しておらず、お菓子の一部としての需要が大きいためです

この組合は地方政府と協力しながら活動しており、事業を進めるうえで必要な情報の共有、商品のレベルアップのための講習や政府の認定をうけるための講座や会議(食品衛生講習、ハラル認定の申請)の開催、他の島での展示会への参加などを行っています。

今日の会合では、この一年の予定や現在の課題点などを話し合いました。

ところで、今日はなぜか私は名指しで参加要請をいただいていました。

「どうしたのだろう?」と思っていたのですが、謎がとけました。

これから他島での展示会に向けて、組合から何か商品を作ろうということになっていたのですが、水面下で私が以前試作していたモリンガ茶を作ってみる動きが出ていたそうです。

以前購入したティーバッグ(紅茶などを一人分ずつ小分けにして包んである不織布の小袋)の入手先、モリンガ茶の作り方などを尋ねられました。

商品として開発されるかはわかりませんが、何年も前にやって頓挫していたものが日の目をみるかもしれないとなると嬉しくなりました。

また、ベーカリー事業ではパンだけでなく日持ちのする商品(菓子?)を開発する必要があるなと感じました。

実はベーカリーとして事業許可を得るときに、「お菓子も作るよね?」と事業認可を管轄する役所の職員に促され、菓子製造販売の許可も一緒に得ていましたが、こんな形でつながるとは…。

私は外国人なのでこちらの流儀がわかりません。

日本との違いに戸惑うようなことも、こちらの人が勧めてきたものはよほど道から外れていない限り一旦受け入れるようにしています。

そうすると、なぜかうまいこといくのですよねぇ。

こうして組合に属し、みなさんに教えていただきながら、私も外国人ならではの視点で日本での類似商品を紹介したりしています。

どこへいってもサマサマセナン(お互いにうれしい)ですね。

お互いサマサマ幸セナン♪

 

▼今日の待ち合わせ場所、プメナン郡西プメナンの町役場前。

建物は倒壊したままだけど、人びとはとっくに起き上がってるよ

ここからはじめますー旅行会社(仮)の事務所を作りました

2019年3月15日

一緒に仕事をするぞと決めてからこの一週間、私達夫婦と仕事仲間ハディの3人は、わずか1畳半ほどのスペースに座って話し合ったりパソコン作業をしたりしていました。

話し合うだけならこれでいいのですが、いかんせん大人3人でこの小さなスペースだと暑いんですよ。

さらに男性陣は私が煙で咳き込むために控えているタバコを吸いたい!という希望もありました。

▲いい笑顔ですが、かなり暑い! 窓を開けても暑い! ※クーラーはないよ

そこで、空き部屋を掃除して事務所とすることに。

空き部屋は、私達の家の敷地の前所有者が作った部屋です。

一時期、夫と私が将来の夫の夢であるゲストハウス経営を睨んで、民泊のような形で開放していました。外壁の色を塗ってくれたのは最初の宿泊者です。

しかし、ロンボク地震のあとは、全壊した斜め向かいの家の家具・衣類と集団避難時に購入した自家発電機、テントなどを保管していました。

 

まずは荷物を一箇所にまとめて掃き掃除。

地震以来、ろくに掃除もせずに物をおいていただけの部屋ですから、とにかく砂埃がすごいです。

床にゴザを敷いて、机を運んでパソコンを置きました。

おお~なんだか様になってきました~。

「すげ~、簡素な事務所!」

「わはは。まあこれで事足りるからいいじゃん。お金が入ってきたらグレードアップしよう」

「ここから、ゼロからのスタートだ!」

新しい事務所をもとに妙に盛り上がりました。

娘たちは「わーい、(前のところより)ひろーい!」と喜んで遊んでいます。

この部屋はロンボク地震の際によく耐えてくれたのですが、よく見たらやはりヒビが入っていました。

さきほどの写真にも写っています。

このまま使用し続けるわけにはいかないので、その奥の完全に壊れてしまったスペースとともに手を入れるしかないでしょう。

お手洗いも作り直さなければならないし、事業開始以前にすることが山盛りです。

でも、これが私達のスタート。

これからどんな面白いストーリーが紡いでいけるのか、楽しみです。

(みどり)

出会った!動いた! ロンボクツアーを企画運営していくことにしました

2019年3月5日

昨晩、夜の8時過ぎから夜中11時半までミーティングをしました。

参加者は夫アディ、その友人のハディ、私の三人。

その内容は「ロンボク島に新しいツアーを作ろう、僕たち三人で一緒にやろう」というものでした。

遡ること二日前、アディは偶然港でハディに会いました。

ハディは近所に住む若者で、家族ぐるみでつきあいがあります。

会った瞬間、ハディはアディの名を叫んで駆けつけたそう。

「アディ、let’s move on!!(さっさとやろうぜ)」

え、なんのこと?とポカンとするアディにハディは自分の思いを語りました。

アディは「オジさんやみどりと同じ脳みそだ!」と思ったそうです。

(参考)→バリ倶楽部のオジさんと会った日の話はこちら

アディはこの日から変わりました。

シャキーンと覚醒して、ゴールに向かってサッカーボールを打ち込むストライカーのようになりました。

ゴールとそのために必要なことがわかり、それに向かって行動しはじめたのです。

素晴らしい出会い!

アディはハディにすぐに私みどりも含めて三人で話し合いをしようと提案し、ハディは昨晩我が家へやってきました。

ハディは「もう黙って見ているだけの側でいたくないんだ」と言いました。

彼はこれまでアディと同じく観光業に従事していました。

彼はガイドで、アディは車や人(運転手、ポーター、ガイドなど)の手配をしています。役割は違えど、他の誰かが作ったツアーで生活しているのは同じでした。

彼は熱心に勉強し、それを仕事にいかしていたので、とても評価の高いガイドでした。

しかし、地震でお呼びがかからなくなりました。

観光客がいないのですから仕方がありません。

でも彼は知っていました。

潜在的な観光客がいることを。

多くの人々のように観光客が戻ってくるのをただ待つのではなく。

かつての自分たちのようにバリやロンボクに来た観光客を取り合いするのでもなく。

自分たちでオリジナルのツアーをつくって、それを自サイトに掲載してプロモーションして、この潜在的な観光客に自分たちを選んで来てもらいたい。

ハディはそう考えていました。

自分はガイドはできるけど一人じゃ足りないし、サイトづくりもできない。

誰かいないかな…と考えていたときアディと私の顔が思い浮かんだそう。

▲左からハディ、アディ、私。撮影は娘プットリ

 

私は彼にいくつか質問をしました。

これまでの何をしてきたか、どんなふうにしてお客様を獲得していたのか、など。

聞くにつれて、彼が非常に勉強熱心で、しかも人格者であることがよくわかりました。

この人と一緒なら大丈夫。

アディと私はハディの考えに合意し、三人で一緒にツアーをつくって運営していくことに決めました。

今すぐにでも企画をつくって売り出したいという彼らに一つだけお願いをしました。

「法に則ってやろうね」

お金がほしい、それはみんな同じです。

でも、売れればいいや、お金が入ってくればいいやというツアーに乗じ、ガイドに連れられて旅したいと思いますか?

思わないですよね。

だから一つ一つ、少し時間がかかってでもお客様が安心して楽しく過ごせるように整えていこうよと伝えました。

法的な旅行業の営業許可を得ることもその一つです。

私達は当面の活動を下記のように定めました。

・営業許可に関する情報を集める

・協力してくれる人を探す

・ツアー・プログラムを作る

・サイトを作る

私にはサイトづくりの大役が任されました。

うげーーーー!!!

ムリムリムリムリ、英語だし!

このサイトだけでもヒィヒィ言ってるのに!

…と逃げ出したい気持ちでいっぱいですが、やります(笑)。

 

サマサマセナンプロジェクトの今年(2019年)の活動目標は、以下の3本です。

1,ロンボク島ツアーの企画運営を1本でもする

2,パン屋(ベーグル屋)を開業する

3,震災セレモニーの開催(2019年8月)

 

ベーグル屋が一番早くできるかと思っていましたが、どうやらこれでベーグル事業は後回しになりそうです。

でも、それでいいと思います。

むしろ本格的に始まる前でよかったです。

ツアーと震災セレモニーの準備を並行して、観光のシーズンオフになったら来年度のツアーの仕込みをしながらパン屋準備を大きく進めるかんじかな。

あんなに日本で働きたがっていた夫も、ロンボクでやっていく決心がつきました。

まあ予想どおりにいかないことはありますが、最後に笑えればいいですよね!

夫アディとその仲間と一緒にロンボク島の観光業を盛り上げることから復興の一端を担えると思えば、こんなに嬉しいことはありません。

(みどり)

ロンボク島の繁盛パン屋へ相談へ行ってきました

2019年2月13日

先日、日本のあるパン屋へメールを送りました。

そこで修行(製パン技術よりも経営の勉強)をしたかったからです。

有難いことに、すぐにご返信いただきました。

自分の気持ちや方向性を伝えたところ「海外で開業するなら、ご当地ルールや商法、材料の違いなどがあるから現地の店で相談した方がよい(要旨)」とアドバイスをして下さいました。

私はそのパン屋の創業社長と現社長の想いに共鳴して修行を志望していたので残念な気持ちもありましたが、「それもそうだな」と思いました。

*

今日は早速、ロンボク島のパン屋へ行ってきました。

向かった先は、ロンボク島の商業的な中心地・マタラムのチャクラヌガラにあるパン屋「Mirasa」です。

私はかつてこのパン屋の近くに住んでおり、今は2号店をショッピングモール内にオープンさせるほどに繁盛しているのを知っていたからです。

ただ、オーナーが自らパンを焼くお店ではなさそうだったため、今日は行くだけ行って、次回オーナーに会うきっかけを掴めればいいなぁと考えていました。

もしもオーナーに会えたときのために聞きたいことも箇条書きにして、スムースに話せるようにインドネシア語を少々調べて行きました。

(写真) Mirasa 店内。パン、お菓子、ケーキなども販売中

結果として、オーナーにお会いすることは叶わず、これからもオーナーと話すのは難しそう(従業員も滅多に会わないらしい)でした。が、店員さん数名が忙しい中私の質問に付き合ってくれました。

パンの売れ筋は何か、どのような人が買って行くのか、卸売はしているか、どのような機械を入れているのか、このパン屋の歴史などを伺いました。

客層・売れ筋商品などは予想どおりでした。

が、私がこのパン屋の近くに住んでいた6〜7年前と内装が変わっており、当時よりはるかに多い種類のパンを売っていました。そのため、予想していたよりも大量生産化が進んでいました。

ここまで大きくするにはハードな道を歩まねばなりませんが、パンの需要はあるし、伸びているということがよくわかりました。

本当に行ってよかったと思います。

親切にいろいろな質問に答えてくださったYanti さん(写真右)はじめ店員の皆様、どうもありがとうございました。

(文責:みどり)

【ロンボク島でベーグル屋】おじいちゃんおばあちゃんも喜ぶベーグル? 緑豆入りのベーグルを焼きました

2019年1月17日

今日は、正午以降にイミグレ(入国管理局)の職員が家庭訪問にくると連絡があったため、家にいなければなりませんでした。

この家庭訪問は私がインドネシア国への滞在許可を得るためのものです。

こういうことがあると、私は外国人としてインドネシアに「住ませてもらっている身」なのだなぁとよくよく感じます。

そんな身分ではありますが、ロンボクの人々を外から来た者として「支援する」という気持ちでいるわけではありません。

一住民として、「自分たちの未来を一緒に切り拓いていく」「孫の孫の孫が喜ぶロンボクをつくる」という気持ちでいます。

家にいなければならないのと、停電になったのとで、ベーグルを焼くことにしました。

とにかく何度も焼いて、体で覚えていきたいので。

昨日はミルク味のを作ったんだよなぁ。

今日は別の味に挑戦しよう、何がいいかなぁ~。

そうだ、今日は前から作ってみたかった緑豆ベーグルにしよう!

 

私がイメージしている緑豆ベーグルは、緑豆を甘く煮て、それを生地に混ぜ込んでいるものです。

以前、日本でパンを習ったときに教わった、甘納豆入りのカンパーニュがおいしかったのでアレンジすることにしました。

それともう一つ。

今日は義母が我が家にいました。

義母は意外にもベーグルを喜んで食べてくれます。

その義母に何か義母の好きそうな味のベーグルを作ろうと思いました。

緑豆はこちらでは様々なお菓子によく使われています。日本の小豆あんのように甘く煮てあったり、しょっぱい系のおやつにも含まれていることもあります。

安くて煮えるのも早くて馴染みがある食材…としたら使わぬ手はないかと。

▼緑豆、2000ルピア(約15円)分購入。70g。

昼ごはんを作りながら豆を煮ます。

やわらかく茹でて、途中で加減をみながら砂糖と塩を加えます。

ゲゲー、けっこう砂糖多いんだなぁ。

昼食を食べたあと、ベーグル作り。

あとで緑豆の甘煮が入るから、生地の砂糖と塩を控えめにします。

水分は緑色の煮汁を使うことにしました。

こねこねして、さあいよいよ緑豆の混ぜ込み!

甘い緑豆投入!

ドゥワァァァー、案の定糖分で生地がベトベトになってしまいました。

ネバネバだぁぁぁ、どうなるかな〜。

でも、なんとかまとめて成形。

あきらめなくてよかったです(笑)

糖分が多いと生地がやわらかくなるため、成形やベーグルを茹でる作業のときにもいつも以上に優しく生地を扱わなければなりません。

大事に大事に扱いつつ、完成!

義母と娘が焼き立てほやほやを食べてくれました。

義母「甘くないけど、おいしいわ」

私(こ、これで甘くないのか~!)

たしかに、ドカンとした甘さはありませんが、いつものベーグルに比べるとずいぶん甘いのになぁ。

しかも、糖分が多いぶん生地がいつもよりふんわりやわらかくて、これなら義母でも十分噛み切れるはずです。

でも、「義母の好きそうな味のベーグル」より、「義母の好きそうなパン」を作った方が喜ばれそう。

甘めの蒸しパンやふかふかの菓子パンがいいんじゃないかなぁ。

こんなことを義母を見ながら考えました。

私たちが作っていくカフェ&ベーカリーは、パンをとおしてロンボクの人々とお客様をつなぐ役目を担えたらなと思っています。

若い人たちはベーグルを食べるけど、年配の方は新しいパンには手を伸ばしにくいでしょう。

それでも、自分のベーグルを買おうとしていたお客様が「そうだ、おじいちゃんおばあちゃんは蒸しパンが好きだから、彼らの分も買おう」と家族の顔を思い浮かべて買い物をしてくださったらうれしいな。

だから、ベーグル屋といいつつ、なぜか一角にあんパンや蒸しパンがあってもいいですよね。

早くもイメージ画で喜んでいる私です。

*

おまけ。結局ベーグル焼きの途中から大雨でイミグレ職員の訪問はありませんでした。

 

【ツアー作り】アディとロンボクツアー用のウェブサイト作りに初挑戦

1月15日

今日は、アディ(夫)がツアー用サイト作りに初挑戦しました。

 

はじめは、彼は一人でパソコンに向かっていました。

何をしているのかと声をかけると、ツアー用サイトを作りたいけど作り方がわからないとのこと。

 

自主的にサイトを作ろうとするなんて、素晴らしい!

 

「サイトならもう用意してあるよ」

「どこに?」

 

用意していたページを見せました。

私が用意したのはサイトだけで中身の記事も画像もまだありません。

ここから先は自分達で作っていくのみ!

 

 

まずは、アディに旅行客になったふりをしてもらい、いくつか旅行サイトを見ることにしました。

以下の二つのことを知るためです。

・旅行客がどのような情報を必要としているのか

・必要とされる情報について旅行サイトがどう応えているのか

(調べているところ写真)

観光先として、彼はペトロナスを選択。

ところが、出だしからつまづきました。

旅行をしたことがないから、旅行サイトで何を調べたいかがよくわからないのです。

うーん、そうかぁ。そうですよね。

だったら、これまで接してきたお客様たちにどんなことを尋ねられたかな?

これならきっと出てくるはず!

…と話を進めようとしましたが、急に、彼はこう口にしました。

「友達がサイト作りを手伝ってくれるって」

「そうなの? 誰?」

「ドイツ人なんだけどね。今は少し忙しいけど協力したいって」

「へえ。じゃあ手伝ってもらうの?」

「うん、すぐにはできないけどね」

「そうなんだ。それで、もう今日はいいのね?」

「いや、そういうわけでは…」

アディは慣れないことに疲れたようでした。

彼に手伝ってもらうにしても、希望を伝える必要はあると話したら、意外な返事がありました。

サイトを作ってもらったことならあるというのです。

どうやら、職場のコモドツアーのサイトを作ったとき、アディが指示したのだそう。

「へえ。知らなかった! ならばアディのツアーサイトについても考えられそう?」

「…」

あ、黙ってしまいました。

アディは物事を論理的にじっくり考えることが苦手です。

考えるより先に手や足を動かしてやってみるタイプ。

 

そうだね、もう考えるなんてしたくないんだよね。

今日はここまで。

アディの思ったようにやらせてみよう。

どんな方法で、どんなサイトができあがるのか。

楽しみです。

エコツーリズムに関心を寄せる若者と対談しました

2018年12月27日

ロンボク島でも活動をしているNPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)の代表・山本かおりさんがロンボク島の若者を連れて、我が家近隣へ立ち寄ってくれました。

NPO法人ゆいツール開発工房では、年に数回日本からロンボク島へのエコツアーを行っています。そのたびに我が家にも寄ってくださるのですが、今回はローカルの若者の見聞を広めることを目的として来られました。

来てくれたのは、東ロンボクのルスさん、西ロンボクのマデさん。

何か彼らに役立つような話ができたらいいなぁと前日から考えながら、バンサル港前の大通り沿いの Bunga Bunga Cafe にてお話をしました。

(お話のようす、写真)

※写真:NPO法人ゆいツール開発工房

私は、彼らは観光ガイドなのかと思っていたのですが、二人とも農家というから驚きました。二人とも、村ツーリズムやアグリツーリズムを自分たちの村に取り入れている/取り入れたいという気持ちをもっています。

マデさんのいる西ロンボクのブウン・スジャティ村はすでに取り組みが始まっていて、リピーターまで獲得しているそう。

マデさんを含む、中心の5-6人は週に一度は集まってミーティング。かなり熱心にやっています。

今一番の関心(問題)は集客。ポツポツとではなくて、年間を通してお客様に来てほしいとのこと。

お客様はどのようにして「ブウン・スジャティ村が村ツアーをしていること」を知るのかと尋ねたら、Youtubeだよ!と。

▼こんな動画を作っています

なるほど~。私たちのツアー企画・運営班とも会ってみたら、お互いにいい刺激を得られそうだなぁ!

私たちのツアー企画・運営班の強みは旅行会社・代理店とつながっていてオペレーションができること。でもエコツアーに関しては漠然としたイメージこそあれ、まだ明確ではありません。

今度みなでブウン・スジャティ村を視察することを提案しよう。

東ロンボク・スンバルンのルスさんは農家としての生活がメインで、震災をきっかけに以前からSNSで繋がっていた山本かおりさんと会いました。

彼らの地域は震災では大きな被害のあったところ。「木造だから家は無事だった。(今は)家の中で寝ている」と聞き、まずは一安心。

彼は日本語を学んでいたことがあるそうで、簡単な日本語での会話ができました。大きな体ですが素朴な雰囲気の青年です。

彼は村ツアーに興味をもち、「これから…」というところだと感じました。私たちのツアー企画運営班と同じくスタートラインでしょう。

ですが、彼のいるスンバルンはなんといってもロケーションが素晴らしい! リンジャニ山の麓にあり、山を仰ぐ景色は心洗われます。

ロンボクでも有数の農業産地で、高地にあるためいちごやレタスのような農産物もつくっています。

高地ゆえにコーヒーもおいしい!(コーヒー豆はアラビカ種とロブスタ種の大きく二種類にわかれ、高地でのみ生育可能なアラビカ種のほうがおいしいと言われています)

地震の影響でリンジャニ山への登山が許可されていない今、登山ガイドやポーターの仕事をしていた人々の仕事を新たに作ることは喫緊の課題でもあります。

これから彼がどうしたいかをゆっくり伺えなかったのですが、もし必要であればこれからも気軽にコンタクトをとってくれたらなと思います。一緒に力を合わせていきましょう。

最後に山本かおりさんへ。

突発事件発生のため急遽お先に失礼させていただきましたが、私にとっても若い人々の熱意を感じるよい機会をいただきました。ありがとうございました☆

ベーグル屋の登録申請完了のため役所へいきました

2018年12月26日

前回、ベーグル屋の登録をしにいったのが12月5日。

このとき、「申請が受理されたらOSS(*1)からメールがきます。そのメールが届いたらまた来て」と言われていました。

(*1)OSS=Online Single Submission(事業用許認可統合電子システム)

昨日、メールが届いているのを確認したので、今日早速、投資調整庁(Dinas Penanaman Modal dan Pelayanan Terpadu Satu Pintu)へ。

いい天気!

投資調整庁の北ロンボク県事務所は我が家から16キロ先。ojek(オジェッ)と呼ばれるバイク・タクシーに乗って行きます。天気がいいのは重要!

今日はバリ・ヒンドゥー教のガルンガンという祝祭日で、バリ・ヒンドゥー教の人々が儀式に使うお香やお花のいい香りが道中のあちこちで漂っていました。

バリ島のアグン山もこれまでのベスト5に入るくらい、とてもくっきりと見えました。

バイクの上で震災の一周年記念式典のことを考えていたら、どうも曲がるべき角を通り過ぎていたようで、見知らぬところまで行ってしまいました。

「わ~やっちゃった~」と思ったけど、オジェッのおじさんがアハハハハと笑い飛ばしてくれました。あら愉快!こういう明るさがいいんですよね。

***

やっと投資調整庁事務所に到着。

職員さんに「OSSからメールがきました!」と報告すると、「じゃあIDとパスワード教えて」と。

え…。なんのこと?

「OSSからのメールにあるURLをクリックするんだよ。そうするとメールアドレスが認証されて、登録完了に必要なIDとパスワードが送られてくるから」

えええ!

ベーグル屋の事業主は夫。

登録メールアドレスも夫のメール。

ということは、夫のメールアドレスにパスワードが届くのですよね? 夫、仕事中なんですが???

「でも、それがないと登録完了しないよ?」

すぐさま夫に電話して、夫を遠隔操作。

OSSメールのURLをクリックしてもらい、さらにIDとパスワードをSMSで転送してもらいました。夫よ、忙しいところありがとう。

職員さんに政府が管理している個人事業主の登録システムにつないでいただき、完了ボタンを押したところ、何かの警告が表示されました。

「あれ、今年税金払ってないの?」と職員さん。

「はい、今年はコーヒーを売っていないから(*2)、お支払いすべき所得税はありません」

(*2) 今回のベーグル販売事業は以前作っていたコーヒー販売事業に事業内容追加として登録しています

「そうかぁ。では、税務署にいって相談してきてください。税金の支払いが終わっていないから登録がこれ以上進まないと書いてあるから」

おっと!そうなのか。よかった、今日水曜日だ!

月曜と水曜は、所得税関連の職員が州都マタラムから税務署に出張サービスがくる日なのです。

「ありがとう!じゃ!」とあわてて北ロンボク県の税務署へ。

税務署でお世話になっているUさんが私の顔をみて、すぐさま今日は出張サービスはないと教えてくれました。

「なんで?」

「ガルンガンだもん」

あ~、出張職員さんはバリヒンドゥー教徒なのかぁ。

次は新年明けの1月3日に来られるのだそう。

私の状況についてUさんに相談すると、その場合は売上なしという報告がいるとのことです。

そうか~、知りませんでした。ごめんなさい。

Uさんからは、以下のアドバイスをいただきました。

・マタラムの税務署なら何曜日でも手続き可能

・ただし、北ロンボクの税務署のほうが断然近い

・1月からは年次報告(日本の個人事業者向け確定申告のようなもの)の受付がはじまる

◎以上3点より、北ロンボクの税務署で今回の相談と年次報告とをまとめて一回で行ったほうがお金も時間もかからなくていい

たしかにそのとおり。やっぱりもつべきものは人とのつながりです。Uさん、適確な助言をありがとう、1月にきまーす!

***

家に帰り、今後の流れを整理しました。

こんなふうになりそうです。

1)1月3日に税務署へ

税金手続き(売上なしの報告)をする

2)税務関連が終わったら投資調整庁事務所を再訪。

事業登録を完了させる

3)事業登録の証明書をもって保健所へ

食品衛生検査の申請をする

4)申請許可→晴れて販売可能☆

販売開始する

以前、フレーバーコーヒー販売の際、この食品衛生検査に3カ月かかったのです。保健所からなかなか職員が検査に来なくて…。さあ、今回はどうなるかな。

たぶんまた時間かかるだろうから、その間にテスト販売を何度もしておこう。

時機がきたら動けるように準備だけしっかりして、あとはリラックスね♪

ロンボク島での事業は日本のようにテキパキ進まないけど、動くときはガーーーッと動きます。だから波をよくみて、波がきたら迷わず乗るのが大切だと思います。

今日はもう一つ、とても大事なところへ行きました。銀行です。

我が家の最寄の支店が地震で倒壊したため、皆様からいただいたご寄付は別支店(我が家から約40キロ先)で引き出して、我が家のトランク!にて保管していました。

家にみなさんのお金があるのはすごいプレッシャーなんですよ。地震後は泥棒も増えていたので、我が家も家の窓はアルミサッシで塞いでいました。

このたび、我が家から10キロほど離れたところにある支店が営業再開したと聞き、大喜びでそちらに預けに行きました。

はぁ、これで夫婦ともに「大きなお金、しかも他人様から預かっている寄付金を家で守らねばならない」という緊張から解放されました。

銀行さん、ありがとう。

夫に「お金を銀行に預けなおしたから、またサッシをはずしてくれる?」と頼みました。明日以降にはずしてくれることでしょう。日中でも暗かったから、これでやっと家も明るくなりそうです。

今日もたくさんの方々にお世話になって、おかげさまでベーグル屋開業にまた少し近づきました。

今日もお互いサマサマ幸セナン♪