【ベーカリー】パン屋の名前が決まりました!

2019年2月2日

今日は中小企業協同組合の職員さんが我が家へいらしてくださいました。

中小企業といっても日本の中小企業よりはずっと小さな規模で、実質は個人事業や家族経営規模の小さな事業の事業者たちが集まっている組合です。

地震のあと、そろそろ組合の活動を再開させるにあたり、これまでの登録名簿に間違いがないかを確認しにきたそう。

話の流れで、これからパンを売っていこうと思っていると伝えました。

※このブログではまだ書いていませんが、これまではロンボク島のフレーバーコーヒーを販売していました。

これまでに作った数々のベーグルの写真を見せると、職員さんは興味深く話に乗ってくださいました。

「ところで、店の名前は何にするの?」
 
これまではコーヒーを販売していたときの LOMBOK COFFEE SAMA-SAMA で登録していましたが、パン屋なら変更したほうがいいねと言われました。
 
たしかに、そのとおりです。
本当は BAKERY&CAFE SAMA-SAMA にしたかったのですが、ロンボク島の離島にSAMA-SAMA CAFE という名のカフェがあります。
 
以前から紛らわしいよなと思っていたため、パン屋にすると同時に名前を変えることにしました。
「まだいい名前がひらめかないなぁ…」とこぼすと、職員さんは「Pemenang bakery(プメナンベーカリー)でいいんじゃない?」と即答。
 
Pemenang は、私のいる町の名前です。
「ロンボクベーカリーだとちょっと名前が大きすぎるし、似たような名前のパン屋がほかにもあるか、これからでてきそうな気がするわ」
 
Pemenang bakery かぁ。
口に出して反芻してみましたが、特に嫌な感じもこれがベスト!という感じもしませんでした。
 
でも、このタイミングでふっと発された名前なのだから、何かしら縁があるのかなぁと思いました。
「じゃ、Pemenang bakery にするわ」
 
こうしてかくもあっさりとパン屋の名前が決まりました。
 
これまでも何度も頭の中で考えたり、ノートに候補を書き留めたりしていたんですよ。
でも結局それらにはなりませんでした。
 
きっと、私たちのパン屋は何かこの名前に導かれるものがあるのだろうなと思います。
そのときにならないとわからないけれども。
 
 
昨年の被災時から復興活動を進めるにつれ、私はこの町の歴史を知りたくなりました。
町づくりをするには、そこの地理や歴史を調べるといいよと教えてもらったことがあったからです。
 
どうしてPemenang(インドネシア語で勝者の意)という町の名前がついているのかな。
村の人々に聞きましたが、知っている人はいませんでした。
 
きっと図書館にいけばわかるのでしょうね。
その図書館も今は崩壊しているのですが…。
 
個人的にですが、私は、Pemenang(勝者)というくらいだから戦か何かで勝った地域なのだろうなと見当をつけています。

村の人に仮説を伝えると、「そうだね、ここは昔、武器の保管場所だったらしいよ。ほら、集落の名前が『銃』でしょ?」と。
 
なるほど。
どうやら何かしらの戦があったっぽいな。
 
だとしたら、Pemenang Bakery は、この Kacamatan Pemenang (プメナン郡)をPemenang(勝者)の町にしていきたいな。
 
人生にはままならない出来事がおこります。震災もその一つ。
 
それらの出来事に翻弄され嘆くのではなく、武器を手に戦うのでもなく、そこから何かを掴み取って人生の糧にしていくーそして、豊かな人生を歩んでいくーそんな人生の勝者の町にしたいな。
 
たかがパン屋にそんなことができるのかって?
できますとも!
 
そんなパン屋をつくればいいだけ。かんたんなことです。
 
やっぱり、いい名前を授かったなぁ。
この名前を心に刻んで、携わった人が人生の勝者になるパン屋をつくっていきます。
 
(文責:みどり)
 

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