ここからはじめますー旅行会社(仮)の事務所を作りました

2019年3月15日

一緒に仕事をするぞと決めてからこの一週間、私達夫婦と仕事仲間ハディの3人は、わずか1畳半ほどのスペースに座って話し合ったりパソコン作業をしたりしていました。

話し合うだけならこれでいいのですが、いかんせん大人3人でこの小さなスペースだと暑いんですよ。

さらに男性陣は私が煙で咳き込むために控えているタバコを吸いたい!という希望もありました。

▲いい笑顔ですが、かなり暑い! 窓を開けても暑い! ※クーラーはないよ

そこで、空き部屋を掃除して事務所とすることに。

空き部屋は、私達の家の敷地の前所有者が作った部屋です。

一時期、夫と私が将来の夫の夢であるゲストハウス経営を睨んで、民泊のような形で開放していました。外壁の色を塗ってくれたのは最初の宿泊者です。

しかし、ロンボク地震のあとは、全壊した斜め向かいの家の家具・衣類と集団避難時に購入した自家発電機、テントなどを保管していました。

 

まずは荷物を一箇所にまとめて掃き掃除。

地震以来、ろくに掃除もせずに物をおいていただけの部屋ですから、とにかく砂埃がすごいです。

床にゴザを敷いて、机を運んでパソコンを置きました。

おお~なんだか様になってきました~。

「すげ~、簡素な事務所!」

「わはは。まあこれで事足りるからいいじゃん。お金が入ってきたらグレードアップしよう」

「ここから、ゼロからのスタートだ!」

新しい事務所をもとに妙に盛り上がりました。

娘たちは「わーい、(前のところより)ひろーい!」と喜んで遊んでいます。

この部屋はロンボク地震の際によく耐えてくれたのですが、よく見たらやはりヒビが入っていました。

さきほどの写真にも写っています。

このまま使用し続けるわけにはいかないので、その奥の完全に壊れてしまったスペースとともに手を入れるしかないでしょう。

お手洗いも作り直さなければならないし、事業開始以前にすることが山盛りです。

でも、これが私達のスタート。

これからどんな面白いストーリーが紡いでいけるのか、楽しみです。

(みどり)

出会った!動いた! ロンボクツアーを企画運営していくことにしました

2019年3月5日

昨晩、夜の8時過ぎから夜中11時半までミーティングをしました。

参加者は夫アディ、その友人のハディ、私の三人。

その内容は「ロンボク島に新しいツアーを作ろう、僕たち三人で一緒にやろう」というものでした。

遡ること二日前、アディは偶然港でハディに会いました。

ハディは近所に住む若者で、家族ぐるみでつきあいがあります。

会った瞬間、ハディはアディの名を叫んで駆けつけたそう。

「アディ、let’s move on!!(さっさとやろうぜ)」

え、なんのこと?とポカンとするアディにハディは自分の思いを語りました。

アディは「オジさんやみどりと同じ脳みそだ!」と思ったそうです。

(参考)→バリ倶楽部のオジさんと会った日の話はこちら

アディはこの日から変わりました。

シャキーンと覚醒して、ゴールに向かってサッカーボールを打ち込むストライカーのようになりました。

ゴールとそのために必要なことがわかり、それに向かって行動しはじめたのです。

素晴らしい出会い!

アディはハディにすぐに私みどりも含めて三人で話し合いをしようと提案し、ハディは昨晩我が家へやってきました。

ハディは「もう黙って見ているだけの側でいたくないんだ」と言いました。

彼はこれまでアディと同じく観光業に従事していました。

彼はガイドで、アディは車や人(運転手、ポーター、ガイドなど)の手配をしています。役割は違えど、他の誰かが作ったツアーで生活しているのは同じでした。

彼は熱心に勉強し、それを仕事にいかしていたので、とても評価の高いガイドでした。

しかし、地震でお呼びがかからなくなりました。

観光客がいないのですから仕方がありません。

でも彼は知っていました。

潜在的な観光客がいることを。

多くの人々のように観光客が戻ってくるのをただ待つのではなく。

かつての自分たちのようにバリやロンボクに来た観光客を取り合いするのでもなく。

自分たちでオリジナルのツアーをつくって、それを自サイトに掲載してプロモーションして、この潜在的な観光客に自分たちを選んで来てもらいたい。

ハディはそう考えていました。

自分はガイドはできるけど一人じゃ足りないし、サイトづくりもできない。

誰かいないかな…と考えていたときアディと私の顔が思い浮かんだそう。

▲左からハディ、アディ、私。撮影は娘プットリ

 

私は彼にいくつか質問をしました。

これまでの何をしてきたか、どんなふうにしてお客様を獲得していたのか、など。

聞くにつれて、彼が非常に勉強熱心で、しかも人格者であることがよくわかりました。

この人と一緒なら大丈夫。

アディと私はハディの考えに合意し、三人で一緒にツアーをつくって運営していくことに決めました。

今すぐにでも企画をつくって売り出したいという彼らに一つだけお願いをしました。

「法に則ってやろうね」

お金がほしい、それはみんな同じです。

でも、売れればいいや、お金が入ってくればいいやというツアーに乗じ、ガイドに連れられて旅したいと思いますか?

思わないですよね。

だから一つ一つ、少し時間がかかってでもお客様が安心して楽しく過ごせるように整えていこうよと伝えました。

法的な旅行業の営業許可を得ることもその一つです。

私達は当面の活動を下記のように定めました。

・営業許可に関する情報を集める

・協力してくれる人を探す

・ツアー・プログラムを作る

・サイトを作る

私にはサイトづくりの大役が任されました。

うげーーーー!!!

ムリムリムリムリ、英語だし!

このサイトだけでもヒィヒィ言ってるのに!

…と逃げ出したい気持ちでいっぱいですが、やります(笑)。

 

サマサマセナンプロジェクトの今年(2019年)の活動目標は、以下の3本です。

1,ロンボク島ツアーの企画運営を1本でもする

2,パン屋(ベーグル屋)を開業する

3,震災セレモニーの開催(2019年8月)

 

ベーグル屋が一番早くできるかと思っていましたが、どうやらこれでベーグル事業は後回しになりそうです。

でも、それでいいと思います。

むしろ本格的に始まる前でよかったです。

ツアーと震災セレモニーの準備を並行して、観光のシーズンオフになったら来年度のツアーの仕込みをしながらパン屋準備を大きく進めるかんじかな。

あんなに日本で働きたがっていた夫も、ロンボクでやっていく決心がつきました。

まあ予想どおりにいかないことはありますが、最後に笑えればいいですよね!

夫アディとその仲間と一緒にロンボク島の観光業を盛り上げることから復興の一端を担えると思えば、こんなに嬉しいことはありません。

(みどり)

【ツアー作り】アディとロンボクツアー用のウェブサイト作りに初挑戦

1月15日

今日は、アディ(夫)がツアー用サイト作りに初挑戦しました。

 

はじめは、彼は一人でパソコンに向かっていました。

何をしているのかと声をかけると、ツアー用サイトを作りたいけど作り方がわからないとのこと。

 

自主的にサイトを作ろうとするなんて、素晴らしい!

 

「サイトならもう用意してあるよ」

「どこに?」

 

用意していたページを見せました。

私が用意したのはサイトだけで中身の記事も画像もまだありません。

ここから先は自分達で作っていくのみ!

 

 

まずは、アディに旅行客になったふりをしてもらい、いくつか旅行サイトを見ることにしました。

以下の二つのことを知るためです。

・旅行客がどのような情報を必要としているのか

・必要とされる情報について旅行サイトがどう応えているのか

(調べているところ写真)

観光先として、彼はペトロナスを選択。

ところが、出だしからつまづきました。

旅行をしたことがないから、旅行サイトで何を調べたいかがよくわからないのです。

うーん、そうかぁ。そうですよね。

だったら、これまで接してきたお客様たちにどんなことを尋ねられたかな?

これならきっと出てくるはず!

…と話を進めようとしましたが、急に、彼はこう口にしました。

「友達がサイト作りを手伝ってくれるって」

「そうなの? 誰?」

「ドイツ人なんだけどね。今は少し忙しいけど協力したいって」

「へえ。じゃあ手伝ってもらうの?」

「うん、すぐにはできないけどね」

「そうなんだ。それで、もう今日はいいのね?」

「いや、そういうわけでは…」

アディは慣れないことに疲れたようでした。

彼に手伝ってもらうにしても、希望を伝える必要はあると話したら、意外な返事がありました。

サイトを作ってもらったことならあるというのです。

どうやら、職場のコモドツアーのサイトを作ったとき、アディが指示したのだそう。

「へえ。知らなかった! ならばアディのツアーサイトについても考えられそう?」

「…」

あ、黙ってしまいました。

アディは物事を論理的にじっくり考えることが苦手です。

考えるより先に手や足を動かしてやってみるタイプ。

 

そうだね、もう考えるなんてしたくないんだよね。

今日はここまで。

アディの思ったようにやらせてみよう。

どんな方法で、どんなサイトができあがるのか。

楽しみです。

エコツーリズムに関心を寄せる若者と対談しました

2018年12月27日

ロンボク島でも活動をしているNPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)の代表・山本かおりさんがロンボク島の若者を連れて、我が家近隣へ立ち寄ってくれました。

NPO法人ゆいツール開発工房では、年に数回日本からロンボク島へのエコツアーを行っています。そのたびに我が家にも寄ってくださるのですが、今回はローカルの若者の見聞を広めることを目的として来られました。

来てくれたのは、東ロンボクのルスさん、西ロンボクのマデさん。

何か彼らに役立つような話ができたらいいなぁと前日から考えながら、バンサル港前の大通り沿いの Bunga Bunga Cafe にてお話をしました。

(お話のようす、写真)

※写真:NPO法人ゆいツール開発工房

私は、彼らは観光ガイドなのかと思っていたのですが、二人とも農家というから驚きました。二人とも、村ツーリズムやアグリツーリズムを自分たちの村に取り入れている/取り入れたいという気持ちをもっています。

マデさんのいる西ロンボクのブウン・スジャティ村はすでに取り組みが始まっていて、リピーターまで獲得しているそう。

マデさんを含む、中心の5-6人は週に一度は集まってミーティング。かなり熱心にやっています。

今一番の関心(問題)は集客。ポツポツとではなくて、年間を通してお客様に来てほしいとのこと。

お客様はどのようにして「ブウン・スジャティ村が村ツアーをしていること」を知るのかと尋ねたら、Youtubeだよ!と。

▼こんな動画を作っています

なるほど~。私たちのツアー企画・運営班とも会ってみたら、お互いにいい刺激を得られそうだなぁ!

私たちのツアー企画・運営班の強みは旅行会社・代理店とつながっていてオペレーションができること。でもエコツアーに関しては漠然としたイメージこそあれ、まだ明確ではありません。

今度みなでブウン・スジャティ村を視察することを提案しよう。

東ロンボク・スンバルンのルスさんは農家としての生活がメインで、震災をきっかけに以前からSNSで繋がっていた山本かおりさんと会いました。

彼らの地域は震災では大きな被害のあったところ。「木造だから家は無事だった。(今は)家の中で寝ている」と聞き、まずは一安心。

彼は日本語を学んでいたことがあるそうで、簡単な日本語での会話ができました。大きな体ですが素朴な雰囲気の青年です。

彼は村ツアーに興味をもち、「これから…」というところだと感じました。私たちのツアー企画運営班と同じくスタートラインでしょう。

ですが、彼のいるスンバルンはなんといってもロケーションが素晴らしい! リンジャニ山の麓にあり、山を仰ぐ景色は心洗われます。

ロンボクでも有数の農業産地で、高地にあるためいちごやレタスのような農産物もつくっています。

高地ゆえにコーヒーもおいしい!(コーヒー豆はアラビカ種とロブスタ種の大きく二種類にわかれ、高地でのみ生育可能なアラビカ種のほうがおいしいと言われています)

地震の影響でリンジャニ山への登山が許可されていない今、登山ガイドやポーターの仕事をしていた人々の仕事を新たに作ることは喫緊の課題でもあります。

これから彼がどうしたいかをゆっくり伺えなかったのですが、もし必要であればこれからも気軽にコンタクトをとってくれたらなと思います。一緒に力を合わせていきましょう。

最後に山本かおりさんへ。

突発事件発生のため急遽お先に失礼させていただきましたが、私にとっても若い人々の熱意を感じるよい機会をいただきました。ありがとうございました☆